日本産婦人科学会認定医、日本思春期学会理事、日本性感染症学会評議員、女性医療ネットワーク発起人代表。
2003年、女性の心とからだ、社会とのかかわりを総合的にとらえ、健康維持を助ける女性専門外来をすすめる会「女性医療ネットワーク」を設立。『「女性検診」がよくわかる本』(小学館)ほか著著も多数。近著に『娘に伝えたいティーンズの生理&からだ&ココロの本』(かもがわ出版)がある。
みなさんは、更年期にどんなイメージがありますか? 「まだまだ若いと思っていたのに、私が更年期だなんて」とがっかりする人もいますが、更年期はまだ人生の折り返し地点をすぎたところ。これからの人生をハッピーに過ごすための準備期間と考えましょう。
更年期障害にはHRT(ホルモン補充療法)や漢方などの治療法があります。中でもHRTはエストロゲン不足で起こる更年期からのさまざまな症状や病気に対して、足りないエストロゲンを補うわけですから、当然、効果が期待できます。HRTの正しい知識を身につけて上手に利用していきましょう。
女性の体を守り健康を支えているのがエストロゲン。更年期からはエストロゲンが低下することが原因で、ジワジワと増えてくる病気にも注意が必要です。
女性は、一生のうちにいくつかの体の節目を迎えますが、体の機能や体調が大きく変化するのが更年期。誰にでも等しく訪れる更年期ですが、正しい知識をもっているのといないとでは、更年期の過ごし方に差がつきます。今回から4回にわたって更年期のお話をしていきます。
「最近なんとなく調子が悪い」……プレ更年期に感じる心と体の不調は、ほうっておかずに積極的にケアをしましょう! プレ更年期のうちからホルモンケアをしていると、次に続く更年期も上手に乗り切ることができます。
エストロゲンの分泌量が下り坂になってくるのが40歳前後。以前にはなかった体調の変化や心の不調を感じることはありませんか?
乳がんと同様に、ここ数十年の間に急激に増えているがんに卵巣がんがあります。卵巣がんにかかる人は、40代頃から増えて、そのピークは50代~60代。誰でもかかる可能性のあるがんなので、油断は禁物。女性検診で定期的に卵巣の様子をチェックしてもらうことが大切です。
卵巣は、親指の先(うずらの卵)、2~3cm大ほどの小さい臓器ながらも卵子を排出したり、女性ホルモンを分泌するなど女性の健康のリズムにかかわる重要な働きをしている臓器です。一方で、体の器官の中ではもっとも大きな腫瘍ができやすい臓器でもあります。今回は、10代、20代と若い世代にもよくみられる良性の腫瘍「卵巣のう腫」についてお話します。
月経がはじまると、おなかが重くなったり痛んだり、腰がだるくなるなどの症状がみられることはよくあります。月経痛の感じ方は個人差がありますが、毎月鎮痛剤が手放せないようなときには、がまんは禁物。ぜひ婦人科で相談をしてください。