尿素窒素、クレアチニン、尿酸
腎臓の機能に問題がないかどうかを調べる基本的な検査です。値が高いと、腎臓の異常が疑われます。これらの検査結果を見て、異常があればさらに詳しい検査を行います。

尿素窒素は血液中の尿素に含まれている窒素分で、体内でエネルギーとして使われたたんぱく質の燃えかす。腎臓でろ過され、尿中に排泄されますが、排泄機能が悪くなると血中の尿素窒素濃度が高くなります。
基準値は8.0~20.0㎎/㎗です。高値の場合は、腎不全、溶血性貧血、高熱、糖尿病、消化管出血などが疑われます。低値では、肝不全などが考えられます。異常値が出たら、脱水、発熱、貧血などを確認し、再検査をします。尿検査、クレアチニンなどの検査結果と合わせて判断します。
尿素窒素と同じく、体内でエネルギーとして使われたたんぱく質の残りかすです。血液中のクレアチニンが増えると、腎臓機能が低下していることがわかります。基準値は男女差があり、女性の場合は0.46~0.82㎎/㎗。異常値が出たら、高値では、腎不全、急性腎炎、慢性腎炎、腎盂腎炎などが疑われます。
尿酸は、細胞の中心になっている核酸が代謝することによって生じた燃えかすです。ほとんどは腎臓でろ過され尿で排泄されます。
基準値は、7.0㎎/㎗以下。高値では、腎機能障害、痛風、高尿酸血症が疑われます。検査前の高カロリー食、飲酒、運動などで高くなることがあります。
出典:『「女性検診」がよくわかる本』 対馬ルリ子 著/ 小学館 刊