
血清アミラーゼ
アミラーゼは、でんぷんなどの糖類を分解する消化酵素で、膵臓や唾液腺などから分泌されています。ほかには、肝臓、肺、心筋、腎臓、小腸、乳腺、甲状腺、脂肪組織などにも少量含まれています。
膵臓に障害があるときには、血液や尿にアミラーゼが漏れ出して、値が高くなります。そのため、血液検査の値と、尿検査の値を組み合わせて、膵臓の障害を推定します。
急性膵炎、慢性膵炎などの発見に役立ちます。
基準値は、60~190U/ℓ(酵素法で測定した場合)です。
基準値の上下20%程度の値が出たときは、境界値と考えて、再検査します。血清アミラーゼ(AMY)を3日間、尿アミラーゼを7日間連続して測定します。ちなみに、尿アミラーゼの基準値は100~1200U/ℓです。
やせている人は、太っている人より、値が20%ほど高くなりがちです。減量すると、値が上がることもありますが、たいてい基準値の範囲内です。
異常値が出たら、尿アミラーゼの値も測定して、両方の値から判断します。
高値の場合は、急性膵炎、膵がん、膵のう胞、急性耳下腺炎、腹膜炎、腸閉塞、胆道炎、十二指腸潰瘍などが疑われます。
逆に、低値の場合は、肝硬変、高度の糖尿病などが疑われます。
出典:『「女性検診」がよくわかる本』 対馬ルリ子 著/ 小学館 刊