
子宮体部細胞診(しきゅうたいさいぼうしん)
子宮体がんは子宮体部の内膜にできるがんで、子宮内膜がんとも呼ばれています。一般に、子宮がん検査といえば、子宮頸がんの検査をさす場合がほとんどで、子宮体がん検査は含まれていません(地域によっては40代、50代以上に子宮体がん検診を行っているところもあります)。
子宮体がんは、生活スタイルの欧米化によって、近年増加しています。40代~60代に多いがんですが、30代でもまれではありません。生理不順の人、閉経前後の人、妊娠出産経験の少ない人、肥満、糖尿病、高血圧の人、閉経が遅かった人、乳がん治療中の人は、年1回は受けましょう。検査は、ホルモンの影響が少ない生理直後がベスト。検査前3日間はセックスを控えます。
子宮内に細いチューブを挿入し、子宮内膜の細胞を採取し顕微鏡で観察します。多少の痛みと少量の出血を伴うこともあります。
子宮体がんの疑いがあるかどうかがわかります。疑いがある場合は精密検査を行います。
検査結果の見方は以下の通り。
正常
精密検査が必要。IIb、IIIaは炎症・内膜増殖の疑い。内膜増殖とは、正常とは違う細胞が存在していて、組織の状態が正常からはずれようとしている状態のこと。IIb、IIIaではしばらくするとクラスI、IIに戻ることも考えられます。IIIb以上は異型の増殖を起こし悪性疾患が疑われる状態です。
0期の体がんが疑われるので精密検査が必要です。
精密検査は子宮体部の内膜組織を採取する組織診を行い診断します。
出典:『「女性検診」がよくわかる本』 対馬ルリ子 著/ 小学館 刊