
子宮頸部細胞診(しきゅうけいぶさいぼうしん)
子宮頸部を専用の綿棒や小さなブラシでこすって、細胞を採取します。採取した細胞をガラス板にぬりつけ、特殊な染色を行って、顕微鏡で観察し、がん細胞の有無を調べます。痛みはありません。
地域が公費で行っている子宮がん検診は、子宮頸がん検診のことで30歳以上が対象の場合がほとんどです(なかには40代や50代以上を対象に子宮体がん検診を行っている地域もあります)。20代、10代の子宮頸がんが増加しているので、性経験がある人は年齢を問わず年1回の検診が必要です。また、健康保険組合などが道具を配布し、自分で子宮頸部の細胞をとる子宮頸がんの自己検査がありますが、素人ではうまくとれず不正確。必ず医療機関で行いましょう。
子宮頸がんの疑いがあるかどうかがわかります。疑いがある場合は、精密検査を行います。
子宮頸がん検査の結果は、クラスI、II、III、IV、Vで表されます。
正常
精密検査が必要。IIb、IIIaは、炎症・異形上皮の疑い。異形上皮とは、正常とは違う細胞が上皮内(皮膚表面に近い部分)に存在していて、組織の状態が正常からはずれようとしている状態のこと。IIb、IIIaはしばらくするとクラスI、IIに戻ることも考えられます。IIIbは悪性疾患が疑われる状態です。
0期の早期がんが疑われるので精密検査が必要です。
精密検査は、コルポスコープ(膣拡大鏡)を使って5~25倍に拡大して子宮頸部の病変組織の一部を採取して顕微鏡で調べる組織診を行い、診断します。
出典:『「女性検診」がよくわかる本』 対馬ルリ子 著/ 小学館 刊