健康診断ガイド

3.病気別おもな検査と診断

泌尿器・性器の病気とその検査

膀胱(ぼうこう)がん

どんな病気か

膀胱の粘膜(ねんまく)から発生する悪性腫瘍(あくせいしゅよう)で、泌尿器(ひにょうき)の中では最も多いがんです。60歳代の男性に多く、女性の3倍以上発生しています。治療によって治癒(ちゆ)しますが、再発しやすいというのも特徴です。
症状と経過〉肉眼で見ても赤い血尿がみられるほか、頻尿(ひんにょう)、排尿痛などの症状があります。治療としては、早期なら膀胱内に膀胱鏡(ぼうこうきょう)を入れて、高周波電流でがんと周囲組織を切除する経尿道的電気切除(けいにょうどうてきでんきせつじょ)が行なわれ、がんが広がっている場合は、膀胱全摘術(ぼうこうぜんてきじゅつ)が行なわれます。

行なわれる検査

・「腹部超音波検査(ちょうおんぱけんさ)〈腹部エコー〉」の下腹部超音波検査
・尿検査
尿たん白
尿潜血反応(にょうせんけつはんのう)
尿沈渣(にょうちんさ)(細胞診)
・「腫瘍(しゅよう)マーカーとは」の腫瘍マーカー
・「組織・細胞検査」の膀胱(ぼうこう)組織検査
・「腹部X線検査
・「膀胱鏡検査(ぼうこうきょうけんさ)

判定のポイント

細い管を膀胱内に挿入(そうにゅう)して直接観察する膀胱鏡検査と、尿の細胞検査の組み合わせによって診断されます。さらに、膀胱内に突き出した病巣の一部を採取する組織検査で判定します。

出典:『病院の検査がわかる 検査の手引き 改訂第5版』
安藤幸夫、真山享、藤田善幸 著 / 小学館 刊

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