尿の通り道である腎盂(じんう)、尿管(にょうかん)、膀胱(ぼうこう)、尿道などの尿路に石のようなかたまり(結石(けっせき))ができて、炎症をおこす病気です。尿中のカルシウムやリン、尿酸(にょうさん)などが結晶となったものです。
したがって、痛風(つうふう)や高尿酸血症(こうにょうさんけっしょう)の人、尿中にシスチン結晶の多い人、副甲状腺機能亢進症(ふくこうじょうせんきのうこうしんしょう)の人は結石ができやすいので、注意が必要です。
〈症状と経過〉結石の部位によって、症状は異なります。腎結石では無症状ですが、尿管結石では腰背部(ようはいぶ)から下腹部にかけてきりでもまれるように激しく痛みます。膀胱結石(ぼうこうけっせき)では頻尿(ひんにょう)がおもな症状です。大部分に血尿がみられ、発熱することもあります。
・「腎盂造影(じんうぞうえい)検査」の腎盂・尿管造影検査(にょうかんぞうえいけんさ)
・「腹部超音波検査(ちょうおんぱけんさ)〈腹部エコー〉」の尿路超音波検査
・「尿検査(尿潜血反応(にょうせんけつはんのう))」(赤血球が多いと、診断の決め手となる)
・血液一般検査
「赤血球数〈RBC〉」
「ヘモグロビン〈Hb〉/ヘマトクリット〈Ht〉」
「白血球数〈WBC〉」
・「腹部X線検査」
・「膀胱鏡検査(ぼうこうきょうけんさ)」
血尿などの自覚症状で、ある程度診断できますが、腹部X線検査、超音波検査、腎盂造影検査によって結石の有無(うむ)を確認します。膀胱結石(ぼうこうけっせき)が疑われる場合は、尿道から細い管を挿入(そうにゅう)する膀胱鏡検査が行なわれます。
出典:『病院の検査がわかる 検査の手引き 改訂第5版』
安藤幸夫、真山享、藤田善幸 著 / 小学館 刊