健康診断ガイド

3.病気別おもな検査と診断

泌尿器・性器の病気とその検査

尿路感染症(にょうろかんせんしょう)

どんな病気か

尿の通り道である腎盂(じんう)、尿管、膀胱(ぼうこう)、尿道を尿路といいますが、ここに細菌が感染し、炎症をおこした状態が尿路感染症です。抵抗力の低下したときやストレス、糖尿病(とうにょうびょう)のある人がかかりやすく、女性に多い病気です。
症状と経過〉腎盂炎では高熱と腰痛、膀胱炎では頻尿(ひんにょう)、排尿時の痛み、残尿感がおもな症状です。抗生物質の使用により、腎盂炎なら5~6日、膀胱炎・尿道炎なら3~4日で治癒(ちゆ)します。

行なわれる検査

・「尿沈渣(にょうちんさ)」(診断の決め手となる検査)
・血液一般検査
赤血球数〈RBC〉
ヘモグロビン〈Hb〉/ヘマトクリット〈Ht〉
白血球数〈WBC〉
・血液生化学検査
尿素窒素(にょうそちっそ)〈BUN、UN〉
クレアチニン〈Cr、SCr〉
・「細菌検査」の尿細菌検査および感受性試験
必要に応じて次の検査を行なう
・「腎盂造影(じんうぞうえい)検査」の腎盂・尿管(にょうかん)・膀胱造影検査(ぼうこうぞうえいけんさ)
・「腹部超音波検査(ふくぶちょうおんぱけんさ)〈腹部エコー〉」の腎超音波検査

判定のポイント

問診による症状と尿沈渣での白血球や細菌の増加が、診断の決め手となります。

出典:『病院の検査がわかる 検査の手引き 改訂第5版』
安藤幸夫、真山享、藤田善幸 著 / 小学館 刊

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