腎臓(じんぞう)にできる腫瘍です。悪性のものが多く、大人では腎細胞(じんさいぼう)がんや腎盂腫瘍(じんうしゅよう)、子どもではウィルムス腫瘍が大部分を占めます。
〈症状と経過〉血尿、発熱、腹部のしこりのほか、腹痛、腰背部痛(ようはいぶつう)などが現われます。呼吸困難、けいれんなどの症状も現われます。
・「腹部血管造影検査(ふくぶけっかんぞうえいけんさ)」の腎血管造影検査
・「腎盂造影検査(じんうぞうえいけんさ)」
・「X線CT検査」の腎CT検査
・「MRI検査」の腎MRI
・「腹部超音波検査(ちょうおんぱけんさ)〈腹部エコー〉」
・血液生化学検査
「血清総たん白〈TP〉」
「血糖(けっとう)〈BS〉」
「尿酸(にょうさん)〈UA、Ur〉」
「尿素窒素(にょうそちっそ)〈BUN、UN〉」
「クレアチニン〈Cr、SCr〉」
「クレアチニン・クリアランス〈CCR〉」
「電解質(でんかいしつ)」(Na、K、Cℓ、Caなど)
・「腫瘍(しゅよう)マーカーとは」の腫瘍マーカー
造影剤(ぞうえいざい)を使ったX線検査や腹部超音波検査、腎CT検査による画像診断が有効ですが、MRIにより、さらに正確な診断ができるようになりました。
出典:『病院の検査がわかる 検査の手引き 改訂第5版』
安藤幸夫、真山享、藤田善幸 著 / 小学館 刊