腎機能(じんきのう)が極端に低下した状態です。急性腎不全は手術、感染症、やけど、けがなど強いストレスにより急激におこり、慢性腎不全は急性腎炎(じんえん)や糖尿病性腎症(とうにょうびょうせいじんしょう)などから移行します。
〈症状と経過〉尿量低下やむくみから始まり、皮下出血、鼻や歯の周りからの出血、呼吸困難、けいれんなどの症状が現われます。病状が悪化して尿毒症(にょうどくしょう)になると、生命にかかわるので血液透析(けつえきとうせき)が必要です。
・「胸部X線検査〈単純撮影〉」
・「血圧測定」
・「心電図(しんでんず)検査」
・一般尿検査
「尿たん白」
「尿潜血反応(にょうせんけつはんのう)」
「尿沈渣(にょうちんさ)」
コラム「尿酸性度がアルカリ性なら異常」の尿酸性度
「尿量」
「尿比重」
・血液一般検査
「赤血球数〈RBC〉」
「ヘモグロビン〈Hb〉/ヘマトクリット〈Ht〉」
「白血球数〈WBC〉」
「血小板数(けっしょうばんすう)〈PLAT、PL〉」
「出血時間(しゅっけつじかん)」
「赤沈(せきちん)〈血沈〉」
・血液生化学検査
「血清総たん白〈TP〉」
「血糖(けっとう)〈BS〉」
「尿酸(にょうさん)〈UA、Ur〉」
「尿素窒素(にょうそちっそ)〈BUN、UN〉」
「クレアチニン〈Cr、SCr〉」
「クレアチニン・クリアランス〈CCR〉」
「電解質(でんかいしつ)」(Na、K、Cℓ、Caなど)
症状のほか、血中の尿素窒素値やクレアチニン値の著しい上昇、赤血球数やヘモグロビン値の低下による貧血(ひんけつ)などから判定されます。
出典:『病院の検査がわかる 検査の手引き 改訂第5版』
安藤幸夫、真山享、藤田善幸 著 / 小学館 刊