健康診断ガイド

3.病気別おもな検査と診断

泌尿器・性器の病気とその検査

腎不全(じんふぜん)

どんな病気か

腎機能(じんきのう)が極端に低下した状態です。急性腎不全は手術、感染症、やけど、けがなど強いストレスにより急激におこり、慢性腎不全は急性腎炎(じんえん)や糖尿病性腎症(とうにょうびょうせいじんしょう)などから移行します。
症状と経過〉尿量低下やむくみから始まり、皮下出血、鼻や歯の周りからの出血、呼吸困難、けいれんなどの症状が現われます。病状が悪化して尿毒症(にょうどくしょう)になると、生命にかかわるので血液透析(けつえきとうせき)が必要です。

行なわれる検査

・「胸部X線検査〈単純撮影〉
・「血圧測定
・「心電図(しんでんず)検査
・一般尿検査
尿たん白
尿潜血反応(にょうせんけつはんのう)
尿沈渣(にょうちんさ)
コラム「尿酸性度がアルカリ性なら異常」の尿酸性度
尿量
尿比重
・血液一般検査
赤血球数〈RBC〉
ヘモグロビン〈Hb〉/ヘマトクリット〈Ht〉
白血球数〈WBC〉
血小板数(けっしょうばんすう)〈PLAT、PL〉
出血時間(しゅっけつじかん)
赤沈(せきちん)〈血沈〉
・血液生化学検査
血清総たん白〈TP〉
血糖(けっとう)〈BS〉
尿酸(にょうさん)〈UA、Ur〉
尿素窒素(にょうそちっそ)〈BUN、UN〉
クレアチニン〈Cr、SCr〉
クレアチニン・クリアランス〈CCR〉
電解質(でんかいしつ)」(Na、K、Cℓ、Caなど)

判定のポイント

症状のほか、血中の尿素窒素値やクレアチニン値の著しい上昇、赤血球数やヘモグロビン値の低下による貧血(ひんけつ)などから判定されます。

出典:『病院の検査がわかる 検査の手引き 改訂第5版』
安藤幸夫、真山享、藤田善幸 著 / 小学館 刊

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