健康診断ガイド

3.病気別おもな検査と診断

泌尿器・性器の病気とその検査

慢性腎炎(まんせいじんえん)

どんな病気か

急性腎炎の発症後、または症状がみられなくても、尿たん白陽性(+)や高血圧が1年以上続いている場合が慢性腎炎です。
症状と経過〉高血圧、むくみ、たん白尿、血尿などが症状で、心肥大(しんひだい)から心不全(しんふぜん)をおこすと、息切れ、呼吸困難、胸痛が現われます。

行なわれる検査

・「胸部X線検査〈単純撮影〉
・「心電図(しんでんず)検査
・尿検査
尿たん白
尿潜血反応(にょうせんけつはんのう)
尿沈渣(にょうちんさ)
コラム「尿酸性度がアルカリ性なら異常」の尿酸性度
尿量
尿比重
・「血液一般検査」(「血液一般検査とは」参照)
・血液生化学検査ほか
血清総たん白〈TP〉
尿素窒素(にょうそちっそ)〈BUN、UN〉
クレアチニン〈Cr、SCr〉
クレアチニン・クリアランス〈CCR〉
電解質(でんかいしつ)
ASO〔ASLO〕
・「免疫グロブリン」のIgA、IgGなどの検査

判定のポイント

腎機能(じんきのう)低下のため尿・血液検査が重要で、とくに尿たん白の陽性が1年以上続く場合は慢性腎炎(じんえん)と診断されます。進行すると、尿素窒素(にょうそちっそ)、クレアチニンなどが異常値を示します。

出典:『病院の検査がわかる 検査の手引き 改訂第5版』
安藤幸夫、真山享、藤田善幸 著 / 小学館 刊

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