急性腎炎の発症後、または症状がみられなくても、尿たん白陽性(+)や高血圧が1年以上続いている場合が慢性腎炎です。
〈症状と経過〉高血圧、むくみ、たん白尿、血尿などが症状で、心肥大(しんひだい)から心不全(しんふぜん)をおこすと、息切れ、呼吸困難、胸痛が現われます。
・「胸部X線検査〈単純撮影〉」
・「心電図(しんでんず)検査」
・尿検査
「尿たん白」
「尿潜血反応(にょうせんけつはんのう)」
「尿沈渣(にょうちんさ)」
コラム「尿酸性度がアルカリ性なら異常」の尿酸性度
「尿量」
「尿比重」
・「血液一般検査」(「血液一般検査とは」参照)
・血液生化学検査ほか
「血清総たん白〈TP〉」
「尿素窒素(にょうそちっそ)〈BUN、UN〉」
「クレアチニン〈Cr、SCr〉」
「クレアチニン・クリアランス〈CCR〉」
「電解質(でんかいしつ)」
「ASO〔ASLO〕」
・「免疫グロブリン」のIgA、IgGなどの検査
腎機能(じんきのう)低下のため尿・血液検査が重要で、とくに尿たん白の陽性が1年以上続く場合は慢性腎炎(じんえん)と診断されます。進行すると、尿素窒素(にょうそちっそ)、クレアチニンなどが異常値を示します。
出典:『病院の検査がわかる 検査の手引き 改訂第5版』
安藤幸夫、真山享、藤田善幸 著 / 小学館 刊