検診結果を役立てるために
「女性検診」の結果で、すぐに治療が必要な病気ではないけれど、今後気をつけたほうがよい内容をまとめました。将来の病気の予防法や日常生活でケアできることを紹介します。検査結果を有効に役立てるために利用してください。
「検査結果から病気でないことはわかったけれど、気になる結果が出た!」「今後、病気にならないために気をつけることを知りたい!」という人のために、検査結果を有効に活用する方法をまとめました。
検査結果の数値や基準値の範囲を示されただけではわからない、検査結果の見方を知ることが、女性検診にとってはとても大切です。
女性検診は、ベルトコンベア式の合格、不合格を決めるだけの検査ではありません。異常の有無だけしかわからない検査でもありません。
たとえば私たちのクリニックでは、検診結果はファイルにしてすべて前もって郵送し、必要に応じて医師が受診された方に、検診結果を見ながら直接お話ししています。
女性検診の第一の目的は病気を早期発見することですが、それだけではありません。将来の病気予防のために行う検診でもあるのです。自分の体の中がよくわかれば、将来の病気リスクを知ることができます。予防のために、日常生活でどんな工夫ができるかを知るきっかけにもなります。明日からの生活に役立てることができるのが、女性検診の特徴でもあるのです。
たとえば、経膣超音波の検診結果で「子宮内膜が厚い」とわかったとします。また、「乳房に良性のしこりがある」ことがわかりました。でも、これだけの情報では、「では、明日からどうすればいいのか」がわかりません。従来の健康診断の多くはこうした結果の報告止まりでした。
でも、女性検診では、検診結果の数値や基準値だけではわからなかった体の状態を知り、疑問を解消することができます。次のページからは、私が検診結果を説明するときによく受ける質問や、皆さんの不安を取り上げました。検診結果をどうとらえたらいいのか、そして病気の予防法や日常ケアのアイデアについてもお答えします。
出典:『「女性検診」がよくわかる本』 対馬ルリ子 著/ 小学館 刊